3月3日、持っているカメラの中で僕がいちばん愛している、ニコン一眼レフフィルムカメラFM3Aの誕生日。名前はミヤコと付けている。自分が壊れ、すべてを流して、まさに新しい始まりの地点で買った。そのすぐ後に沖縄を1ヶ月間旅して、新しい写真撮りの僕を手に入れたんだな。13年前の話。
これはすべて、ギタリストのカヤさんと出会ったことによって。そのカヤさんは最近、福岡からまずは原点の沖縄へ、1ヶ月間、路上で演奏を続ける。すぐ東京で自分の真の場所を作るために。うーん、つながり以上の存在、繰り返し同時期に起こるものなのか。僕も沖縄に行きたいなぁ、粉塵なんかから逃れてはいかんのだよ、祐介。
今の国際通りを見て、彼は何を思うだろう。ずいぶん変わった波の上ビーチを見たら、あの名曲がさらに進化しそうだなぁ。
今月の僕は。ずいぶん前から祐介さんにぜひとお願いされていた撮影がたくさん、明後日からは新潟の爺さんに家族で会いに行って温泉、相模大野の撮影でお世話になった学校の先生の退任食事会、それと未来ある残念会、すぐ後に姫路で高校パンフレット表紙撮影。友達に誘われたダンス公演を観て、震災の日にはアーティスト加藤泉さんの展示オープニング、沖縄からやってくる久しぶりの友達と会ったり、親父の命日があったり盛りだくさんだなぁ。
勝手な予感だけども。今月はすべての新しいことに対し、戸惑わず駆け抜ける自分がいること、今の僕にはよく見えている。いちいち振り返る暇がないほど。もっと大変なことすら起こることも。あぁそうなんだ、そう言っている僕も。
そんな中、佐藤祐介 Photographer のインスタグラムも始めたり。かなりインスタ理念に反することばかりになると思うけど。とにかく13年でこうも写真の概念が変わるのか。まいったよなぁ。
#3455-04-03 / Peace Street(Naha)