いつもだったら、見上げたらいたんだ。
でもちょっと違う、そう、ちゃんと呼ばれた気がした。
まさかと思って、見上げる前に、振り返りながら撮っている。
ああ、また会えたんだな、そして今日、はじめて会えたんだ。
神さまの島で、ギタリストと辿り着いた、生まれたての瞳。
大事そうによ、おばあたちの腕の中で。
3年前、それを見た感覚が、蘇ってきた。
その時は、僕が道案内をしたらしいのだが。
呼ばれた、あれは確かにそうだった、僕は月人に会いにいく。
変わった未来と、変わらない今日は。
いつまでも、予感として照らされる。
#3207-15-12 / Moon People