Somos Los Viajes(わたしたちは旅)2014
8/55(順不同) アルゼンチン / ブエノスアイレス
やっておかなければいけないことを潰していく。昨日は猫のパンチの調子のわるい部分を確かめに動物病院へ。年末にした施工写真仕事のアルバムづくり、他請求書を書いたりと、うまい具合に進んでいく。僕はひょっとしてある場面を迎えるにあたっては、やっておかなければいけないことを作り上げるのが上手みたいだ。とにかく優等生だった中学生の頃の僕に近い頭の回し方だ。それはあんまりやりたくないけど、その方が僕にとって楽しいことが多いというのも分かってる。
次は旅に持っていくフィルムについて。これが最も悩ましい。以前の南米旅では60本(36枚撮り)を持っていった。少ない。55日間の旅だからなんと1日約1本。でも二人旅ということ、長距離移動の連続だったこと、自分が燃えそうな場所(ウユニ塩湖やマチュピチュやイースター島)だけ軽いデジカメを使ったこともあり、魂を込めて1日1本、ちょうどよい感じだった。この軽いデジカメは日々猫を撮るようなカメラのため今回は持っていかない。
今回は飛行機移動をいれないで60日、1日1本、というわけにはいかない気がするので、70いや80本か、フィルムの重さや旅の予算、現像代や帰国後の極貧生活を思うから迷ってしまう。さらに値上がりしておそるべしフィルムカメラなり。そう思って古いデジタル一眼をリュックの前に置いてみるのだが、襲われる可能性はぐんと跳ね上がる。こちらではもう仕事で使えないくらいのカメラでも中南米の人たちにとってはかなりの高級品。安全な場所だけ取り出して使うというのも、常にカメラを手で持っていたい僕なんかにとっては相当なストレスとなる。よしもう迷うのやめた。今回はデジカメも持っていかずフィルムカメラ二刀流で。よってフィルムは80本(45000円なり)2960枚、1日50枚とする。え!45000円?、現像代は半額キャンペーンでも25040円?、ほーらね、また迷いはじめるんだよ。
僕にとっての海外旅は、くだらない写真を撮らない修行をしに行くみたいだ。それでもたくさん撮ってるんですけど。
#3197-14-02 / Mi Buenos Aires Querido 4