島の漁師の唄う、太陽に出会った。
ここまでを撮っていた僕は、これからは撮らなくてもいいんだと、決めた。
本当に、そんな誰かになるんだと。
月みたいな人たちに囲まれて、写真の時代をすごしただけに。
僕はやがて、太陽に出会った。
そう見てくれた人も、たくさんいたかな。
照らし出すことができるのも、涸らすことのできるのも。
撮らなくてもよいこれからは、まさに一瞬だった。
そんな魔法は、時々蘇らせるくらいがいいな。
それでも君は、僕たちとここに居た。
#3157-13-12 / Village Bazaar 6(Sun Blues)