3月11日、アーティスト加藤泉さんの個展オープニングへ。
東麻布の TAKE NINAGAWA というギャラリー。お世話になっているカメラマンとしては、夜のオープニングレセプションに顔を出すはずだったけど、午前中のまさにオープン時に行くことにした。記帳いちばんのり、やったー。
1月のガラスアーティスト青木美歌の個展レセプションの時、あまりに人が多すぎて作品まったく見えてこない感じだったからか、もうレセプションというものにあまり行きたくなかった(昔から僕はそういう人だけど)。
でもカメラマンとしては、朝の自然光の状態を確認することも仕事の一環(たとえ頼まれていない時でも)なので、良い判断をしたなぁと思う。撮ってくださいといつ言われてもいいように、準備しておく姿勢だけは崩してはならない。半分はそういう眼でも作品を見ておく。
ほんの10人くらいにしか見られていないこのフォトログに書くのもなんだけど、東京で加藤さんの新作が観れるなんてラッキーでありますよ!、今回の絵もやばいくらい素晴らしいなぁと思えたので、みなさんぜひ、これはほんとぜひ。
その後の僕は、珈琲職人マカロニ・ドリッパーのいるだろう浅草村のバザールへ。加藤さんも彼の珈琲さばきを気に入ってくれていたので、そういう流れかなぁと思って向かうことにする。
彼はひとりぼっちで営業準備をしていた。村長ななこたちは、買い出しからなかなか戻ってこない。ははぁん、この時間は僕に与えられたわけだな。僕も彼の珈琲だけ飲めればよかった。今日は彼の何歳だかわからないけど誕生日。
最近、自宅仕事中はインスタントコーヒーばかりだったので(集中する時は1日に10杯くらい)久しぶりに彼の珈琲は心に沁みた。マカロニさん、珈琲を出し終えた後もせっかく僕が来たのにアイツラ何やってんだと焦りまくる。本当に何も変わらないんだなぁと、久しぶりに会えた彼を見て安心する。そして、僕はこんなにも変化してきたことが面白いと思う。
村長ななこたちには会えずに、1時間ちょい過ごした後に、怒ったようなふりをして帰る。それぞれが気持ちを分かり合えるだろう、素晴らしい仲間たち。会っていなくても会っているような。今日も和やかで、素晴らしい1日だった。
#3460-17-03 / IZUMI KATO / TAKE NINAGAWA