年越しはひとりだけで迎えたいな、そんな気がして。
年末に少し過ごした実家から戻り、大晦日、お隣ですき焼きとカニをごちそうになって、1月の家賃を渡して、食器を洗って、すぐ引き上げて。
ひとりだった時の年越しは、よくジョン・レノンを聴いていたことを思い出し、てきとうに指先が選んだのは「Double Fantasy」の「(Just Like)Starting Over」だった。いつもはもっと重いかしっとりを選んでいたのに。これを選んだ自分にやや驚きながら、去年撮った大量写真のバックアップも同時に完了した。
新年に宿るような占いごとは今年はやらない。いつか当たってしまうのが怖いから。そんなことより、お隣から分けてもらったどん兵衛天ぷらそばのカップ麺をズルズルしたい。あ、これは大晦日に食べるんだっけ?、食べたい時がうまい時。
年越しはひとりだけで、と思ったらホットカーペットの上に猫が寝転んでいるじゃないか!、ひどいぜ父ちゃん、オラみゃちだぜ!
そうなんだよな、たくさんの希望たち。今のこの気持ちだけは、1年間なんかじゃなく、ずっとずっと持ち続けたいと思っている。
今年もどうぞよろしくお願いします(展示案内を送り続けたいので、年賀状は書きません)。
#3400-16-12 / Las esperanzas