今ある一番の楽しみ、2月に福岡へギタリスト・カヤのライブを撮りに出かけること。なけなしのお金と相談するまでもなく、飛行機のチケットを取った。
2013年の12月22日、僕が写真を始めた記念日にあった、絵描きのポンジーとの復活ライブ、それから3年経つ。長きにわたり研ぎ澄ましを続けてきた者の今の音だけは、再びこの血に流し込まなければならないようだ。
希望と絶望の中に、長く長く、彼の存在は消えることなく生き続けた。この世界にどんな悪夢が舞い降りてこようとも、いつか彼が教えてくれた武器と共に、見届けなくてはならない。
3年前のフライング・フィッシュたちは、どこに飛んだのか。その新しい最後は、壮絶であることだけ分かる。
この冬は、そこに自分をどう持っていくしか興味がない。予約した飛行機が雪で飛ばなくても(カヤさんの決めたライブは、必ず何かが起きるんだから)、僕はその場所にいるに違いない。このライブが終わったら、カヤさんは東京神奈川に戻ってくるかこないか。あまり期待はせずとも、期待してしまう僕がいる。
Ogawa Kaya Music
rec. 025 / TOBIUO[福岡]
#3384-13-12 / Give me some truth 2