今日は友人のシェフから、お店を出る時にスペイン語のおもしろさを(受け売りだとしても)ひとつ教わった。
動詞の esperar(待つ)は名詞の esperanza(希望)と同じようにもとれるということだった。 esperar だけで何かを期待して待つ、という意味もあるのだが、待つものと言えば、esperanza ということだ。
スペイン語は勉強の最中なので、素直に僕はいいなぁとぐっとくる。それだけで感動できるのだが、それよりもこのシェフが、なんにも言わなくても来店したこちらのムードを察知してくれて、言ってくれたような気もしたからだ。
そんなタイトルの写真展もいいなあ(たとえ小沢健二さんの受け売りだとしても)と思って調べてみると、これから僕らの向かうキューバのハバナで、何かを待つように路地でぼんやりした人々を追った、僕と同い歳くらいの日本人男性写真家の写真展が、ごく最近に開催されていたと知る(ちきしょーw)。
でも、それはいいことだなあとも思う。そんな想いを持てる人たちは、たとえ数えるくらいでも、同じようにいてくれるということだ。
待つだけの美しさもあるが、今の僕は、会いに行くということも始めているのかな。これはとってもいい状態の中で過ごせているのだろうと思う。それこそが今の僕の希望なんだな、今日はそんな1日となった。
それよりも、ハンバーグの中に牡蠣がふたつも入って、ごはんとみそ汁に小鉢が3つもついて1000円だなんて、こんなのエスペランサ以外のなにものでもないじゃないか。待つ=おいしい。当たり前のことを、忘れてはいけないよなあ。
#3171-15-12 / esperanza