今年7月5日、伊豆長岡、韮山反射炉が世界文化遺産に登録されたとある。江戸時代の大砲を作るための溶解炉らしい。
近くにやって来たからって、ちょっと迷うよね。何種類ものポスターを見せられて、もう見たよなあという気分になっちゃうし、てつざえもんというゆるキャラまでいるし。駅からバスで8分くらいで220円、これもがんばれば(タクシータクシーうるさい人もいるからね)歩けるよねえ、という中途半端さ。
ポスターの反射炉の写真はどうしても、まあこうですよね、という感じ。でもひとつだけ富士山を背景とした、この大地に我らが反射炉あり、というお金をかけた(かもしれない)写真があって、それはなかなかぐっときた。こういう観光用のお仕事もやってみたいよなあ。
バスを降りてすぐ反射炉が見えた、あら想像よりも小さい?、でも近寄ると、あれ想像よりも大きい。僕の想像力なんてこんなもんなんだなあ、と思う。四方から見るとけっこう色んな表情が見えて、記念撮影の撮りがいはある。ゆっこの影響もあり、僕にはそれらは厳つくなったミッフィーにしか見えなかったりして。そういう想像力はあるらしいぞ。
当然ながら新しく併設された土産屋。反射炉饅頭とか少しオシャレな感じだと黒い大砲ロール。こちらがメイン会場みたいなのは仕方ない。自分だったらなんのグッズを作るかな?、走る金の鯱や寿司があるならば、走る反射炉もあっていいだろう、まるで創造力なし。
お茶畑が広がる土地なので、世界遺産とは関係なさげなお茶とほうじ茶アイスを食べながら、歩いて駅に戻ることにする。その道中がとてもよかったんだよな。山のさびれた神社にも寄って、農道、小川、適当に咲いてる花。3人とも写真が好きだから、成り立つことなのかなあ。
この後、伊豆長岡の駅から修善寺に寄って、それから帰ろう、となる。なかなかいい小旅行をしているなあと思う。
#3083-15-09 / Nirayama Reverberatory Furnace