2015-0330 石垣島 – 与那国島 – 竹富島 24/48

 

やっとこさ半分に到達した、与那国島3日目。東京では桜が咲いているはずだが、こちらは絶海の孤島の中にいる。

祖納集落の宿で知り合った、昔から何度もこの島に来ている人が、我々の久部良集落への宿替えと共に、レンタカーで島をぐるりと回りませんかと提案してくれた。

ここまでむきになって、歩きや無料マイクロバスで島をめぐったが、3日目にしてもう断念である。それでは届かないところまで見させてもらえることに。こういうありがたさは、必ずその旅を思い返す時に、真っ先に浮かぶものだ。

僕がたぶんいちばん見たかった(でも特に知らなかった)、心の場所に自然と導かれていった気がする。沖縄の神様たちは、今はなんにもないけど、その景色を僕らにも見せてくれたように思う。

沖縄の島々にある、特に神聖な場所は、ほんとになんでもないところにある。観光客なんてまず見つけることはないだろうし、この島では地元の人でも、祭事に司る人以外、知っているかどうかもあやしい感じである。

古邑サンアイ村跡、女酋長イソバさんの屋敷跡が残っている(とも言いがたい)。凄まじいまでの静けさであり、僕は失礼という概念も捨て、ひとつ、自分を失うように、ただただ、写真を撮っている。

 

3137

 

#3137-15-03 /  Yonaguni Island 15(Old Sanai Village)

Posted in 15

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)