2015-0327　石垣島 – 与那国島 – 竹富島　5/48

 

フェリーから降りて、島で最初にしたことは雨宿り。僕たちが到着したら、急に力強く降ってきた！

飛行機の方が、強風の影響で着陸できなかったみたいで、おさまるまでどこかで飛んでいたらしく、空港から僕たちを迎えにくるべき宿の人も遅れたわけだ。

フェリー乗り場には、島に数人かと思われる若めの交番のおまわりさんがいた。立ち姿がびしっと決まっている。顔が昔の映画スターみたいなやや濃ゆい感じで、笑顔よし。警察官募集のポスターにモデルとして出てもいい感じの方であり、僕とゆっこは彼の観察を続ける。

ようやく宿の人が迎えにやってきて、祖納（そない）集落に移動。近くにある、島でいちばん大きいふくやまスーパーで食材を買って、歩いて集落周辺を広めに散策する。天気は回復するが、風は少し冷たく感じたね。

祖納集落から、島の名物であるティンダハナタの岩山を見る。１５００年代に侵略者（琉球王朝の手中の宮古島藩等）たちからこの島を守り抜いたとされる、伝説の巨漢の女酋長サンアイ・イソバの居城であったという。はあ、僕はそういう歴史的なお話は深く興味は持たない。しかし初めて僕に登場してきた女酋長というのは実に魅力的なイメージ、やはり沖縄の女性というものは、とても神々しい存在じゃないか。僕が沖縄を好きなのは、たぶん深くはそういうところにもあると思う。

この岩山へはまた翌日にでも行こう。さあ、観光とはハイライトを集めるということ。でも僕たちにはいつも、時間というものがあるね。車や自転車を使わずに、歩いてどこかに辿ろうとしたい。その途中の風景に出会うこと、それが僕らにとっての光のあて方である。

 

 

＃3017-15-03 /  Yonaguni Island（Sonai Village）