明け方、どうも寝付けないと思うのは。近くの神社の蝉のせいでもなく、写真展の制作真っ只中、頭がフル回転しすぎているせいでもなく、ゆっこの作った美味しい麻婆豆腐で力があり余ってるわけでもなく、明日の8月6日で、僕の新しいサイトを作ってもらって、ちょうど1年になるとふと気付いたからである。

7月は撮影仕事で思った以上に忙しくなった(カメラマンになって13年ほど経つが、7月がいちばんヒマという流れだった)。僕の学校案内類の撮影仕事も、いよいよ姫路の高校まで訪れるようになり、何度か通ったりして大変だった(1日のほとんどは新幹線の中にいたわけだが)。今まで小学校や大学の撮影は毎年してきたが、この夏から中学、高校、専門学校まで範囲が広がったわけだ。このままだと、数年後には幼稚園や老人ホームまでお訪ねすることになるんじゃないかな…

それで数年間、毎日続けていたフォトログも、さすがにもはやこれまでとなって、そのまま今日に至る。新しいサイトになりフォトログも引っ越してちょうど1年、気持ちを新たにするほど心が古くなってもいないが、過去の自分が続けると決めたからには、なんでもいいから書いている。

最近は半日の制作を終えて、深夜に本を読むのが楽しい。でもやはり、写真展の制作が楽しいから本を読むのが楽しいのだろう。あまりにもやることがたくさんあって、フリーランスの神様も気を利かせてなかなか撮影仕事をくれないらしい(笑)

戸越銀座の2階ギャラリーは、もうユッコ商店が開けないほど、写真や展示道具が狭いところにあらゆる流れをもって散乱している。その河をどんどん自分なりに拡げ、もうこれ以上置き場がないところまで散らかしてみる。時々制作には全く関係のないものも散らす。でもそれぞれの存在が常にどうなっているかを僕はしっかり把握していて、いつかそれらが噛み合うタイミングを逃さないようにする。なんだ、写真を撮る時と変わりないじゃないか。制作現場としては混沌としているわけじゃなく、きれいに散らかっている感じ。とにかく一度それなりにまとめたものをバラバラにしてみて、また徐々に再構築していくのが僕のものづくりのやり方らしく、この遠回りがとにかく楽しい。生きているなぁって心から思う。

10月にある展示までたっぷり時間はあると思いたいが、9月はすでに撮影仕事がぎっしりで大変なことになりそう。夏が過ぎてみたら、どうか姫路の高校生たちの髪の色が変わっておりませんように。先月は、西の女子高生や東の女子高生にも「あっイケメン!」と言われて、仕事前の身なりにもそれなりに気を遣いはじめた僕(女子高生にしか教わらない態度だったのか!)。東の女子高生は「絶対サーフィンやってそう!」ときたもんだから、制作なんか放り投げサーファーらしく海にでも行きたい気分である。海じゃなくって旅で焼けてますは、女子高生あたりにはまるで通じない出来事だろう。そういう意味では、僕の旅の写真は、若人に希望を与える種類のものでもないのだな、とつまらないことを思いながら、明け方にのどごし生を開栓する。

 

#3336-16-07 /  Accumulation of the moment

#3335 は旧フォトログ(http://photolog.yusuke-sato.com)の方にも展示情報を更新しました。

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