メキシコへの出発、あと１ヶ月をきった。早めに準備してきたのはいいけれど、直前にやるべきこともたくさん出てくるもので、去年にはないペースで今月の予定がばんばん埋まり始めている。パスポートを無くした時に使う戸籍抄本なんて前回の南米旅にはない概念だったり。僕は本籍が新潟なので手続きもめんどうくさく、申請書を作成するだけで半日は費やした。数年前に亡くなった父親が本籍の筆頭者にあたるかどうかとか、日常では決して考えないことを調べるだけで疲れた。筆頭者は単なるインデックス（という説明に笑）なのでこの世にいてもいなくても特別な場合は除いて同じということらしい。

今月は会いたい人にも会いに行く、ひっそり系の民宿新年会もあきらめてないし、なぜかゆっこのウルトラマンスタンプラリーに協力したり（好きなんだよなあ）、出発前に美味い寿司を食べると決めているし、猫のぱんちを念のため動物病院に連れて行くし、それぞれの実家にも行くし。それと昨年仕事の請求事項もたくさん、それ間に合わないとおいら旅するお金まったくないし（笑）、忙しいとはこういうことを言うのだなと思う。今月はまだ撮影もあるぞ。よかった、帰国してからもごはん食べれるじゃないか。

旅の目的はわりと明確であると思う。行くからには色々見たいもあるのだけど、すでに僕の写真作家としてのレールなんて敷いてない敷かれていないも同然で、この旅の写真展をやめたら、もうこの先数年はおそらくなんにもしない人間と化すだろう。とにかくなんでもいいから（フィルムで）写真を撮りたいのである。これこそがまず明確な目的じゃないか。

共に旅するゆっこは、メキシコ、グアテマラ先住民やマヤ伝承のアルテサニア（みやげ）の仕入れをすることに己を注ぎ込むだろう。バイヤーゆっことして、可能な限りよいものを仕入れて、展示販売会までの道のりがある。それがこの先やりたいことになるかは分からないが、チャレンジすることは良いことだよね。帰国してからできる限りの面白い場所で、お土産展示販売会なんかがまず僕たちのやりたいことであるね。僕も怪しげな貿易商として参加するつもり。

僕の写真展であるが、やるからにはちゃんとやりたい、ちゃんとやるからには当然お金も必要になるのだが、正直なところ今の僕の実力だと旅をするのが精一杯で、そこまでまわせない感じにはなる。そこをなんとかするのが意地でもあるので、帰国後の行動にすべてがかかってくるはずだ。いやーわくわくするなあ。帰国後の方が、生きるか死ぬか、になりそうだね（笑）

前回の南米旅で自身で買った土産は、冬用あったかいアルパカセーターと、安いアルパカマフラー（帰国後にギタリストカヤに奪われる）、あとモアイの置物くらいで、今回も旅の予算ぎりぎりなので、キューバでCDを買ってくるくらい、あとはすべてフィルム写真に注ぎ込むかな（フィルム代と現像代ってこと）。とにかく帰国後のゆっこのセレクトショップにひたすら期待したい。僕のザックもゆっこのチョイスでいっぱいになること間違いなし。なんとか今年中に、楽しいことをやりたいね！

 

 

＃3193-15-01 /  Moai Figurines