2015-0329 石垣島 – 与那国島 – 竹富島 20/48

 

アグの木のそばでソバを食べ、まだたっぷりある与那国時間。まだ3日目の午後だが、島の東南部の見所はほとんど見たような(後に誰もが見逃してきただろうものも見てしまうが)。

ゆっことタカシさんは買い物の趣味が合うので、島内のおしゃれ雑貨店なんて細かく回ったと思う。僕は物欲ゼロに近い人なのだが、ソバを食べる前に寄った陶芸工房で、沖縄の瓦民家のちいさな焼き物を買った。僕が何かを気に入って即買い物をすると、いつもゆっこはゆうすけくんが買い物するなんて珍しいじゃない、とやたら眼を輝かす、というか冷やかされる。ふだん買わないのは、たぶんお金がないからなのである。

この日は見事に暑かったが、再び何キロも歩いて空港方面へ戻り、離着陸のない時間帯のがらんとした売店でオリオンビールの補給。僕はビニールにしまった水着を出して、焼けたアスファルトの上で乾かす。

タカシさんは、ちょっと閉まり気味の今回3つ目の舞富名酒造所に子供のようにチャリを走らせ、後でこの島に到着した時の久部良集落にて待ち合わせをすることに。僕とゆっこは無料のマイクロバスが通りかかるまで、だらだら歩く。僕らは花粉症なのでいつも3月に沖縄を旅する。テッポウユリが綺麗に咲くのはよく見てきた光景だな。

久部良はドクターコトーよろしく、漁師たちがカジキを釣りに出かける漁港がある。明日以降このあたりに宿をとるので、狭い島内だが、刺身の販売所、売店のビールの価格等ちゃんと下見をしておく。あとこの集落の大事にされてきた御嶽にも挨拶。

タカシさんとゆっこはまた魚サン(漁業用サンダル)選びにやたら時間をかけているので、僕はこの集落の住民チェック。租納集落でも気になっていたが、この島ではどうもオバーが元気に歩いている姿をほとんど見ることができない。他の島ではちょっと歩けばすぐ会えるのに、この島ではなにか違う気配であった。簡単に言うとどうも僕の知っている沖縄らしくない。

たぶんちょっと前はいたんだと思う。もともと人口が少ない島なのだと思って見る。世代の変わり具合が他とは違うのかもしれない。けど今は閉じこもっている気配のする島、なんてことを考えてしまう。

 

3091

 

#3091-15-03 /  Yonaguni Girl(Kubura Village)

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