銀色の週間みたいだけど、僕はすべての日程において、虹色のごとく仕事らしい(たまには働け)。先週の金土にかけ、箱根彫刻の森美術館でこれからはじまる展覧会の作品撮影だった。新しいポスター、チラシ、販売用の図録のための撮影。

 

淺井裕介 ー 絵の種 土の旅(2015.0919 – 2016.0228)本館ギャラリー

http://www.hakone-oam.or.jp/specials/2015/yusukeasai/

 

最近の作品は、マスキングテープを張り巡らせて、その上に植物や動物などの絵を描く。また作品と向き合う(居る)場所の土を採取して、泥絵を描いたりしている人という説明だけで当日にのぞむ。話を聞くと、彼と彼なら相性が良さそうだ、ということらしい(笑)。大事だよね、そういうの。

淺井くんは個展前日もまだまだ制作中で、仲間たちと徹夜続きで作業をしているところだった。初めて会った彼、少し年下なわけなんだけど、もう会った瞬間に同じような匂いがしたのがお互いわかった。はじめて会った気がしないというやつだね。つまりその人に自分を感じてしまう、という少々照れくさい種類のことなのだけど。字はちがうけど同じ名前だし。

そして作品なのであるが、これがまた素晴らしかったんだよ!、凄まじい手数と、取ったり取らなかったりするバランス感覚、誰もが微笑んでしまうだろうキュートさ。久しぶりに完全なるKO負けだ(おいこれから撮るんだぞ)。これはもう撮るべき写真も撮りながらプラス、僕のすべての魂をこの箱根に捧げたく思える(勝手に決定する使命感)、僕が常に待ち望んできた状況にもなった、ということだった。

2日間、900枚以上写真を撮って、今あらためて作品の写真を見ているわけだけど、もっと撮らせて頂きたいというくらい奥深すぎる。たった1日でさらに進化していたし、淺井くんのライブ感もとにかく半端なかった。関係ないけど写真に虹だって架かってしまうわけだよ。

こうして、いい出会いをさせてもらえている、ということ。こういう種類の出会いって本当に勇気がわいてくるものだ。今週末も現在公開制作中の泥絵の作品を撮りにいく。でも今度はひとり日帰りなりか…

これは友達にもぜひ見てもらいたいなあ。あの人もこの人も、みんなが箱根にいる絵を浮かべながら、これを書いているんだよ。来年の2月末まで、噴火警戒レベルが3から2に下がった(そして1にもなりましたとさ)箱根へ参上しましょうー!

 

#3072-15-09 /  The Hakone Open-Air Museum 2

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